宜野湾電設からのお知らせ
【沖縄の太陽光発電】宜野湾電設が拓く新時代|壁面・路面設置型でカーボンニュートラルを実現
2025.06.12お知らせ
引用元:琉球朝日放送 報道制作局 https://www.qab.co.jp/news/20250606254742.html
沖縄県内で太陽光発電を普及させる上で大きな課題となっている「設置できる場所が少ない」。この問題を解決し、カーボンニュートラルの実現を加速させるため、株式会社宜野湾電設が新たな太陽光発電技術の導入を主導しています。本プロジェクトでは、建物の壁や駐車場の路面といった未利用スペースに設置可能な「薄型太陽光パネル」に着目。2024年6月4日には琉球大学にて、実現に向けた第三者検討委員会が開催されました。
沖縄が直面する太陽光発電の課題と新たな可能性
再生可能エネルギーの導入が急務となる一方、沖縄県では太陽光パネルを設置するための広大な土地の確保が大きな課題となっています。
この課題を解決する鍵として期待されているのが、路面や壁面に直接設置できる次世代の太陽光パネルです。これにより、これまで活用が難しかった都市部のビル壁面や駐車場の路面・道路などを、新たな発電スペースとして有効活用できる可能性があります。
プロジェクトを牽引する「宜野湾電設」と専門家チーム
本プロジェクトの中心となるのが、沖縄県宜野湾市に拠点を置く宜野湾電設です。同社は、県外で実用化が進む薄型太陽光発電パネルの導入を目指し、専門家チームと共に調査・検討を開始しました。
琉球大学で第三者検討委員会が発足
この取り組みを具体化するため、琉球大学で第三者検討委員会が設置されました。委員会には、宜野湾電設のほか、以下の専門家が出席し、多角的な視点から議論が行われました。
- 太陽光発電システムを開発する県外企業2社(MIRAI LABO株式会社、株式会社SILFINE JAPAN)
- 琉球大学の教授陣
委員会では、薄型パネルの技術的な仕組みはもちろん、沖縄特有の気候条件である台風や集中豪雨に対する耐久性など、実用化に向けた重要な課題について詳細な検討がなされました。
今後の展望:2026年の実証実験へ
委員会は今後、調査と検討を重ね、2026年を目処に以下の場所での実証実験を計画しています。
- 琉球大学のキャンパス内
- 沖縄県内の商業施設など
これらの実証実験を通じて、実際の環境下での発電効率や耐久性を検証し、県内全域への普及を目指します。
沖縄の未来を照らす、宜野湾電設の挑戦
株式会社宜野湾電設が推進する壁面・路面設置型太陽光発電は、沖縄のエネルギー問題とソーラーパネル設置問題を同時に解決する可能性を秘めた、画期的な取り組みです。琉球大学や専門企業との連携により、沖縄の気候風土に適した持続可能なエネルギー社会の実現が期待されます。